大聖寺川下り


大聖寺藩は加賀百万石の栄華に隠れていささか影の薄い存在ですが加賀藩の文化を代表する様な九谷焼や山中塗は大聖寺藩内に点在している訳で加賀百万石お抱えの下請け工場の様相を呈する兄弟の様な土地柄です。
此処の川下りは江戸の風雅を感じさせる静寂の中、悠久の流れと共に進みます。
大聖寺川下りの会はHP内で次のように謳っています
「“凛とした静寂が演出する川面で感じるゆとりの時間” 石川県の最南西に位置する加賀市。かつては加賀百万石の支藩で、“大聖寺十万石”として栄えました。 小さな地域ながら海や丘陵、河川などの自然とともに、城下町独特の文化が点在し、まさに日本の歴史の縮図といえます。 そんな町の風情を、四季折々の表情と共に川面から巡って遊ぼうと、有志が出資し合って舟を購入したことから、この『流し舟』が始まりました。川沿いは桜の名所で、季節ごとにアヤメ・チューリップ・アジサイ・バラなどの花が楽しめます。車道からとは違った景色を味わえ、特に川面から眺める長流亭は圧巻です。」







江戸時代 大聖寺藩の茶室だそうです↑

満開の桜は水面もピンク色に染めていました





大聖寺商工会議所HPより
大聖寺は、加賀百万石の支藩・大聖寺藩(初代藩主 前田利治)の城下町として栄えてきた歴史と伝統文化の息づく町です。茶道、能楽、生花等の芸事が庶民の間に浸透し、しっとりと落ち着いた雰囲気を漂わせています。江戸時代からの街並みをそのまま残し、錦城山城址の麓には、禅宗、日蓮宗などの古刹が立ち並び、藩邸跡の一部に当たる江沼神社境内にある庭園は、兼六園を模して造成されたと伝えられています。
   2015-5-21