中国の盃

先週、富岡八幡宮の骨董市で手に入れた中国の盃です。
煎茶を喫した物か?白酎を酌んだ物か良く解らないけれど、虫みたいで可愛い龍の文様が腑に落ちました、清代の後期あたり物のでしょうか、この手の物はまだまだ沢山あるようです。
最近の骨董市は商売で来日している中国人バイヤーが多いようですが、この人たちはこうした物には目もくれずに、玉器や硯、判子の材料、官窯風の青華などに血眼の様です。
この盃を購入した骨董商曰く「中国人は文化大革命で、古い物を愛する伝統は途切れているんだよね。最近になって勉強しているから誰でも見に行ける博物館にあるような有名な名品はよく勉強しているんだけれど、こうした民窯の洒落た面白さは解らなくて、むしろ我々が色々教えてやってんだよ」







               2016-12-12