AUTOKNIPS。
バルナック型ライカに装着するセルフタイマーである。
セルフタイマーとは自動的に約十秒後シャッターが切れる機構である。
最近のものは電子化されカメラ本体に内蔵されている。
写真の左の物はドイツ製、右の物は日本製で、おそらくライセンス生産されたものであろう。
![](autoknips/1.jpg)
![](autoknips/2.jpg)
バルナックタイプ ライカVC型
下を見ていただきたい。
日本で作られた物は無惨にもサビてしまっている。
Autoknips Japanの文字もようやく認識できる。
![](autoknips/3.jpg)
![](autoknips/4.jpg)
製造技術とはこう言う所に出るのである。
1950年当時、日本の物造りはまだまだ遠くドイツに及ばなかった。
2つのセルフタイマーはこの事を解りやすく今に伝えている。
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