2001年暮
 暮になると、秋葉原に行きたくなる。それで、PC関係の買物と、Gショックモドキでも見て、場合によってはカシオショップでデジカメ付腕時計なんかもいいかもしれない。
秋葉原は電気街で有名だけれどこれ以外のオタッキー専門店が多くなりました。古カメラ屋、ビデオ屋、同人雑誌、ディスカウント店、フィギア、などなど、古カメラ以外興味ないけど(本当ダヨ)まあ、こんな街があってもいいよな、なんて思わせます。日曜日に出る屋台の店も面白いですよ。海賊版のソフトとか、コピー商品、ニセブランド品、逆輸入AVソフトなんて言うのまであったりして、それはもうブレードランナーの舞台になった未来のLAだね。私はこの街が大好きだな。中学校が末広町に有った事もあってかれこれ27年通っているけれど。この町はある意味変わらない。昔は昔で色々ヤバイ店があったよ。中学生だった私や私の友人は最低1・2回だまされていると思う。バイパーさんなんか、注文したステレオが配達されなくて、再三電話で文句いったら、三流メーカー品送られて、これでゴワサン。半年間に渡ってクラスの有志がこの店にイタズラ電話。先に金を渡した事が失敗だったんだよね。若気の至り。結構きたえられました。秋葉原には。ところでこの店半年後になくなったんですよ。店の名前変えて、場所も変えました。当時我々は勝利と勘違いして吉野家で祝杯を上げた訳ですが、あとで聞くと、この手の業者は、最初から半年サイクルで場所を転々とするのだそうです。私のカセットデッキもひどい物つかまされました。外は新品、中は中古というやつ。ひどいでしょう、純粋な中学生ダマすものじゃありませんよ。
“てめえらそれでも人間か!”
“こっちとら1年分のお年玉ためたんだー!”
今さら言っても遅いよね。半年でブッコワレテハイオシマイ。保障対象外とメーカーさんに細かく説明されてガクゼンとしました。今でもよくある事なのかも知れませんが、たぶん昔の方がこの手の業者、多かったんではないでしょうか。最近は道を歩いていてもチラシを配っているアヤシイ業者見かけません。この人達の話に乗ると裏路地の倉庫みたいな店舗につれ込まれて、激安の物、見せられるんですよ。しかし送られて来るのはたいてい別の物。文句言ってゴネている間に業者はお引っ越し。
でもね、こんな所も含めて秋葉原は大好きです。